12月14日　小山

今更ながら薦められた英国ドラマ「ダウントン・アビー」を観始めました…。


作品情報
『ダウントン・アビー』 原題: Downton Abbey
2010年9月26日〜2015年12月25日までイギリスのITVで放送された。
20世紀初頭のイギリスを舞台に、貴族一家と彼らに仕える使用人たちの生活を描いた歴史ドラマ。


観る前は当時の階級社会や歴史的背景がすんなり頭に入ってくるか、登場人物が多くて覚えられるか不安だったのですが、観初めてみると出てくるシーン全てが美しい景観で、ストーリーはわかりやすく登場人物も一人一人に個性があり、まだシーズン2の途中ですが、気づけばすっかり物語の世界に引き込まれていました。
個人的に印象に残ったのは、クロウリー家（貴族）の三女シビルと、メイド（使用人）のグエンです。秘書になりたいという夢があり、人生を変えようと頑張っているグエンと、それを応援するシビルの身分差がありながら、深い友情で結ばれている関係性がとても素敵だなと思いました。

ストーリーも面白いのですが、何より魅力的なのは劇中に登場する家具です。
ダウントン・アビーに出てくる家具は英国アンティークの実用的でありながら美しいという魅力がとてもよく表れています。
たくさん素敵な家具が出てきますが、その中からいくつかご紹介いたします。ジェオグラフィカにも似た家具があるので、合わせてご覧ください。


・クローリー家当主のロバートが嗅ぎタバコを入れているジュエリーケース。
内部には深紅のベルベットの生地で、その縁には装飾的なブレードが丁寧にあしらわれており、当時の上流階級の美意識と品格を感じさせます。
ジュエリーケースに入れておいたはずの嗅ぎタバコがなくなるという事件もあったりし、最初の方に何回かアップで映るのでぜひご覧ください

⬇︎ジェオグラフィカのジュエリーケース

・ロバートの書斎にある赤いソファ。
書斎に配置されている赤いソファは書斎の中でも存在感があります。深い赤の生地が重厚な木部と調和して書斎の格式ある空間に温もりを添えています。作中、書斎は何度も出てくるので注目してみてみてください。

⬇︎ジェオグラフィカのソファ

・使用人が料理を作ったり、使用人の中で色々なドラマが生まれる場所、キッチンにあるウェルシュドレッサー。
よく観ないと気づかないかもしれませんが、お皿が飾ってあったりティーカップがぶら下がっていたりと当時の使い方がよくわかります。

⬇︎ジェオグラフィカのウェルシュドレッサー

紹介したもの以外にも、ジェオグラフィカには様々なアンティーク家具があるので是非直接店舗でご覧ください。

ダウントン・アビーをご覧になったことがない方には、少しイメージしづらい部分もあったかもしれません...。
ですが、もし機会がありましたら是非一度ドラマを観てみてください。
物語とともに登場する家具やインテリアにも目を向けていただくと、英国アンティークの魅力をより身近に感じていただけると思います。

今後もジェオグラフィカにあるようなアンティーク家具が出てくる映画やドラマがあればご紹介したいと思います。