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2018/02/28 | 修理
そもそも、どうしてこのようなクラックが現れるのでしょうか。理由は様々です。
剥離作業する場合において、作業者が気にするのはやはり効率性、体力、時間といった要素でしょう。既出かと思いますが、使用する道具には二種類に分けられます。①化学的…溶剤(リムーバー、ラッカー、アルコール)②物理的…研磨布紙(ペーパー)、革裁で削ぐ、があります。第一に、リムーバーは強力な剥離剤故に取り扱いが面倒なので最終手段です。左の画像はラッカシンナー(アルコールより強い)をスチールウールでこすって落とした状態です。やはり厚みがありクラックが根深い為、少々時間がかかります。一息ついて次を試します。
次は革裁ちです。しっかり削れます。しかし範囲が狭くてこれも時間がかかりそうです。ですが力で削れるということは当たりの範囲の広いサンドペーパーでも削れるということです。ちなみに革裁ちはレザー生地を裁断する道具としてよく用いられますが、家具を解体したパーツのクリーニングで使用します。また、革裁ちで塗面を削ぎ落とす時注意すべきは刃の打痕がついてしまうことです。しっかりサンディングしないと着色した時に傷の痕がしっかり目立ってしまいます。気をつけましょう。慣れが必要ですね。
粗い番手のサンドペーパーで全体を丁寧に、カーブに沿って力のムラ無く塗面を落としたら更に番手の細かなペーパーで肌理(キメと読む)を更に細かくしていきます。大体#400まで削ってあげましょう。健康な木肌になりましたね。この下地が大事なのです。この段階でサンディングの強弱のムラがあると後ほどステインで着色した際に、部分的に黒く色が入ったりして美しくありません。
こんなんなりましたね。苦労した甲斐あって、色の入りも良好。クラックで邪魔されて目立たなかった杢目がようやくはっきりと見えてきました。正面との色味も合っています。あとはニスを入れて輝きを取り戻してあげましょう。



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