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ジェオグラフィカでは、アンティーク家具の修復の要である木工作業と塗装作業を、基本的にアウトソーシング(外部依託)いたしません。良質のアンティーク家具を安定して供給する為には、仕入れから修復まで一貫してコントロールする事が不可欠です。
現地での買い付け時点で、家具一点一点についてコンディションを適確に把握し、修復の可否を検討しながら買い付けリストを作成していきます。それらの家具はコンテナにまとめられ、30日余の航海を経てジェオグラフィカの工房に入荷します。
工房では、入荷した家具全てに対して一つずつ修復カルテを作成していきます。
ジェオグラフィカでは「アンティークだから仕方がない」は言い訳になりません。
実用品としての機能を大切にし、適切な修復がなされたアンティーク家具は、
ジェオグラフィカのアンティーク家具は、他のインテリア商材と変わらず、自信を持ってお客さまにお薦めできます。 |
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英国を始めヨーロッパ各国におけるレストレーション=修復の定義は、その家具が本来在るべき姿に戻すこと。十分にケアされ使い込まれて生じた独特の風合いを損なわずに機能を回復させる事です。ただ単に、機能のみを回復させることは、修復(レストレーション)とは呼ばず、修理(Repair)と呼ばれ明確に区別されます。 |
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アンティーク家具を修復(レストレーション)する時に、何十年か後に再度修復(レストレーション)が必要になった時の事を考慮し、何度でも同様の方法で復元可能な材料や、塗料、溶剤のみを用いて修復(レストレーション)を行う事が重要です。 |
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修復の行程は大きく分けて木工と塗装の二つに分けられます。その他には椅子張り(Upholstory)、ガラス(Glass Work)、金属加工(Metal Work)等その家具によって必要な行程が加わります。しかし、木工と塗装はほとんど全部の家具に必要な作業です。ここでは修復のメイン作業である木工、塗装、それぞれの作業での重要点を御紹介します。 |
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工房に入って来るほぼ全ての家具は、一度解体され、パーツごとに隅々までクリーニングされます。解体は膠(にかわ)を溶かすスチームや、伝統的な工具を用いて丁寧に行われます。これは接着剤として使われていた古い膠(にかわ)等を取り除き、再度、精度良く組み上げる事により今後の日常での使用を十分に可能にする強度を確保するために必要な作業です。組み上げの行程の中で、より細部に渡る修復が平行して行われます。欠損部品の再生、強度不足の部品の交換、可動部分の調整、鍵、引手などの金属部品の調整、交換、水平出し等多岐に渡るチェック項目をクリアして、木工修復がやっと終わります。 |
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本工房で修復に用いられる部材は、キャビネットの背板、引き出しの底板等を除けば、ほとんどがその家具が作られた年代と同時代の部材が用いられます。これらの部材の多くは、過去の修復の中で不要になった部品等のストックの中から調達されます。また、金属製の引手や可動パーツ、鍵等も多くのストックがあります。 |
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木工修復を終えた家具は塗装行程に移されます。塗装行程は、オリジナルの塗装の状態により、幾つかの違う方法が取られます。オリジナルの塗装状態が良いものは、英国等で使われている伝統的な特殊溶剤で塗面をクリーニングし、塗面をならした後にシェラックニスで光沢を蘇らせます。塗装状態の悪いものは、細心の注意を払い塗面のみを剥離します。その後クリーニングをし、下地調整の為に軽くサンドぺ−パーを掛け、自然に変色した木地をあらわにします。この時に木地まで削ってしまうとパティーナの再現が不可能になってしまいます。よって、塗装行程に於いてはサンディングマシーン等の機械工具は一切使用せず、全てが手作業で行われます。その後染料、顔料等で着色を施し、シェラックニスで仕上げていきます。部分的な塗装不良等はこれらの方法の組み合わせで対応していきます。家具の内部や、裏側も同様に丁寧にクリーニングと塗装が施されます。 |
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シェラックニスは十七世紀から用いられている天然素材を原料とした伝統的な塗料です。その最大の特性はアンティーク家具の風合いを損なうことなく、木地を傷めず何度でも同じ方法で修復が可能である事です。また、耐水性、耐熱性ともにラッカー、ウレタン等には劣るものの、十分に日常的な使用に耐えるものを持っています。また、本工房で使用されるその他の染料、顔料等の着色用剤も、英国で伝統的に用いられている天然素材のものを直接自社で輸入し、環境負荷の大きい有機溶剤の使用を極力排して行われます。これらの塗装方法は、修復のリバーシブル性の確保の為に非常に重要な要件となっています。 |


























