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ジェオグラフィカ -E-SHOP GEOGRAPHICA- │ 東京・目黒通りのアンティークショップ

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修理・修復

ジェオグラフィカではお使いのアンティーク家具の修理・修復を承っております。
修理のためのお預かり期間は修理内容や家具の状態によって異なりますが、
なるべく短期間でお戻し出来るように心がけております。
また、簡単な修理に対応するために店内にも工房を設けております。
どうぞお気軽にご相談ください。

*ジェオグラフィカにてお買い上げ頂いた商品のみ修理を承ります。
*他店でご購入品の修理につきましてはお受けしておりません。

修復実例

修理実例:トローリー(割れ修理)

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割れ修理

修理日数 1週間
修理料金 8,100円
サイズ W:760×D:410×H:880
1 割れてしまった一番下の段の板を外します。他の部分には問題が無いので余計なダメージを与えないように慎重に作業を進めます。 thumb1-1
2 断面に残っている古い接着剤等をきれいに取り除いてから再接着します。 thumb1-1
3 充分な乾燥時間を取った後、固定具を外し再接着した箇所の強度を確認します。 thumb1-1
4 割れた板を外す際に一度抜いたビスを再度入れ直し、穴を修復用の充填材にて埋めます。 thumb1-1
5 周囲の木目と同化するよう、溝を掘ったり着色をしたりして、埋めた箇所がわからないように仕上げて行きます。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

割れ以外は修理が必要なところもなく余り手間はかかりませんでした。割れていた板が反っていたため接着面に段差ができないように反りを矯正しながら固定をしたところが一番のポイントでしょうか。
今回お預かりしたこのトローリーは、全てオークの無垢材で製作されており、なおかつ、釘やねじで組んであるためどうしても木材の収縮による割れが生じやすいかもしれません。過度な乾燥、湿気などを避け、定期的にアンティーク家具用のワックスでお手入れをして頂いたほうが良いでしょう。

修理実例:ダイニングチェアー

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本体締め直しと座面の張り替え

修理日数 2週間
修理料金 19,224円
本体修理/8,640円
張り替え代/10,584円
※生地代別
サイズ W:440×D:450×H:950
1 今回お預かりしたチェアーは座面を張り込んであるタイプなので、本体のぐらつき(接合部のゆるみが原因)を直すためにはまず座面の生地を剥がさなくてはなりません。 thumb1-1
2 ゆるんでいる接合部を慎重に解体して行きます。こちらのチェアーはアンティークではありません。接着剤も膠ではなくより強力な、言い換えれば解体しにくいものが使われているため通常よりも注意深く作業を進めます。 thumb1-1
3 古い接着剤を取り除き再接着します。こちらのチェアーは後ろ側が曲面になっているため固定具のかけかたにも工夫が必要です。充分な乾燥時間の後、固定具を外し、小さな傷等を修復して全体にワックスをかけて、椅子張り店さんに座面の張り替えをお願いします。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

こちらのチェアーは使い込まれたとても良い風合いがあり、大切にお使いの様子が伝わってきました。使用されている材もしっかりしており、今回手を入れさせて頂くことで家具としての寿命を伸ばすお手伝いができ、とても嬉しく思います。普段お使い頂く上で特に注意して頂くようなことなどはありませんが、このようなストレッチャー(貫)のないチェアは無理な負荷のかかり方をした場合、ストレッチャーがついている物に比べるとどうしてもダメージを受けやすいのでその点注意してお使い頂くとより長く良い状態を保てると思います。

修理実例:オケージョナルテーブル

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天板についた輪じみの塗装修理

修理日数 5日間
修理料金 16,200円
サイズ φ450×H:770
1 特に塗面の傷みが激しかったのがこの辺りです。
貫天板は輪染みが数カ所あり、脚部は塗面が乾き切ってカサカサの状態でした。
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2 ジョイント部がゆるんできていたので一度解体してしっかり再接着します。 thumb1-1
3 かっちりと接着されたことを確認した後に塗装作業にはいります。
色落ちがひどかった天板と貫天板の古い塗装は剥離し、脚部の荒れた塗面は修復専用のアルコールでならして行きます。
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4 天板と貫天板の裏側も着色し、使用されている木材を保護します。 thumb1-1
5 全体をサンディングした後に着色し、十分乾燥させてからシェラックニスを刷毛塗りして塗面を作って行きます。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

「ジョイント部のゆるみ」「天板と貫天板の色落ち」「脚部塗面の荒れ」、以上が修復の必要なポイントでしたがいずれも深刻なダメージではなく、きちんと順を追って進めて行った結果、すっかり綺麗になりました。 修復作業上注意した点は脚部の塗装です。乾燥によってところどころ古い塗面がはがれていたので、仕上がりが均一になるように下地の調整を特に念入りに行いました。

とてもかわいいベントウッドのオケージョナルテーブル、綺麗にすることができてとても嬉しいです。 花瓶や鉢植えを直接置いていて輪染みができてしまったとのことですので、適当な大きさに切った布類などを天板との間に敷いて頂けると綺麗な状態を保てると思います。あとは定期的なワックスがけをして頂くと塗面が保護されますので、塗面のかさつきやはがれなども防ぐことができ、長く良いコンディションでお使い頂けると思います。

修理実例:サンドウィッチボックス

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塗装修理と割れ、欠損(底板)の木工修理

修理日数 1週間
修理料金 27,000円
サイズ W:330×D:330×H:160
1 まず、割れている天板と底板をそれぞれ本体から外します。さらに天板に関しては、モールディングをきれいに取り外してからほぞ組みされている部分も分解します。また天板と本体を繋いでいた丁番はかなり金属疲労が進んでいたためリプロダクションの物に交換する事になりました。 thumb1-1
2 天板、底板ともに接合面から古い膠をきれいに取り除きます。その後、面同士が隙無く合わさるように慎重にカンナをかけ、ぴったり合わさるようになったら固定具を用いて圧着します。また底板の一角が欠損していたので、同質の木材にて欠損部を再生し底板にしっかりと接着します。 thumb1-1
3 充分乾燥させた後、固定具を外し接合面の微妙な段差や出っ張りなどを均したら塗装作業です。今回お預かりしたこのボックスの場合、全体的に塗面の傷みが激しかったため大部分に渡って劣化した塗面を注意深くはがして行きます。天板に付けられていたモールディングも同様に塗面をはがし、それぞれサンディングをしてから天板に再度取り付けます。 thumb1-1
4 モールディングの取り付けが終了したら下地の処理を入念に行い、その後着色作業に移ります。このボックスは元々がかなり黒の強い、深みのある色合いでしたので、それを再現するために様々な塗料を組み合わせながら少しずつ塗面を重ねていきます。 thumb1-1
5 塗装作業終了後、底板を取り付け、リプロダクションの丁番で天板と本体を繋ぎ合わせます。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

WEB上の画像でも一見してお分かりだと思いますが、全体的に塗面がかなり傷んでおりましたので「一度全体の塗面をはがしてからの再塗装」と「天板と底板の割れている部分を再接着」という2点が修復のポイントでした。 特に塗装行程に関しては、新しく塗面を作っていく際に参考となるオリジナルの塗面がほとんど残っていませんでしたので、どの状態に復元すべきかの見極めが難しく、そのため塗装溶剤・工程の選択はいつにも増して慎重に行いました。

こちらはご依頼主が渡英された際に入手されたそうで現地の人曰く「サンドウィッチ・ボックス」だそうです。日本風にいうと「お弁当箱」といったところでしょうか?
これまで特に修復された形跡はありませんでしたが、今回全てきっちりと修復をさせて頂きましたので今後お使い頂く上で「水と熱」以外には特別な注意が必要だという事はありません。(冬季は、季節柄室内が乾燥しがちになりますので適度な加湿をしていただけるとよろしいかと思います。)

修理実例:サイドチェアー

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全体修理・張替え

修理日数 3週間
修理料金 本体修理/23,760円(1脚)
張り替え代/12,960円(1脚)
※生地代別
サイズ W:460×D:490×H:880
1 本体のグラつきを直すために生地を剥がして解体します。繊細な作りのチェアーなのでダメージを与えないように慎重に進めます。 thumb1-1
2 接合部の古い膠を綺麗に取り除いてから再接着し、暫く固定します。しっかりと接着面が合うように、偏った力のかけ方をして歪みが出ないように注意します。 thumb1-1
3 十分固着時間をとった後に固定具を外し、カタつきがないか水平を確認します。その後欠損木部の修復をしてから全体に塗装を施します。その後座面の張替えをして完成です。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

接合部の緩み以外に特に目立つ損傷もなく、しっかり組み上げて塗装をするととても綺麗に仕上がりました。このタイプのチェアーは比較的華奢な作りですのでお使いになる際には無理な力のかけ方をしないように注意して頂くと良いコンディションが長続きすると思います。

修理実例:ドローリーフテーブル

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全体修理(天板塗替え含む)

修理日数 2週間
修理料金 47,520円
サイズ W:1050+620×D:840×H:760
1 脚部の緩みを直す為ある程度まで解体して組み直します。 thumb1-1
2 各部歪みの無いように、特に天板を支えるフレームの高さが均一になるように注意します。 thumb1-1
3 接着剤が乾き、しっかりと組み上がったら伸長式天板の調整を行います。
スムーズに動き水平に広がるように念入りに確認しながら進めます。
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4 天板の調整が済んだら欠損部を再生し木工作業は終了です。 thumb1-1
5 塗装はまず下地の調整から、天板は剥離して丁寧にサンディングします。
脚部は汚れを落とし塗装の乗りを良くするために研磨用の不織布で丁寧に磨きます。
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6 下地調整ができたらオイルステインで着色、濃くなり過ぎないように注意が必要です。
十分乾燥させた後ニスの刷毛塗りで仕上げます。
剥離した天板はオイルステインとニスを何度か交互に塗り重ねながら脚部の色に合わせます。こうすることでアンティーク特有の深みのある仕上がりを再現することが出来るのです。
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7 天板の色艶・質感を脚部に合わせたら仕上げのニスを丁寧に塗って完成です。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

テーブルの天板に限らず古い塗装を剥離する場合、塗り直した部分との風合いの差をどれだけ少なくする事が出来るかが重要です。そのためにいかに最小限の剥離で済ませるか、修復職人としての腕が大きく問われる部分でもあります。
ダイニングテーブルの天板は使用頻度から傷みやすく、修理のご依頼を頂くことの多い箇所です。
アンティークの塗装にとって水と熱は天敵とも言える存在ですのでご使用の際にはその点ご注意下さい。

修理実例:オークチェアー

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全体修理(張替え含む)

修理日数 2週間
修理料金 本体修理/11,880円
張り替え代/5,400円(1脚)
※生地代別
サイズ W:530×D:540×H:860
1 椅子は全体的に接合部が緩み、グラつきが出ている場合が殆どです。しっかりと組み直すために先ずは各パーツを解体し古い膠を丁寧に取り除きます。 thumb1-1
2 歪まないように注意しながら再接着、しばらく固定します。
しっかり固まったことを確認したら固定具を外し水平を確認し細かい欠損部など整形し木工作業は終了です。
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3 塗装作業。まずは全体の汚れを落とし研磨用不織布で全体を磨きます。その後オイルステインでの着色後シェラックニスの刷毛塗りで仕上げます。 thumb1-1
4 入り組んだ彫刻部分も塗り残しの無いように細かく塗ります。
椅子類は大きさの割に塗装面が多く、意外に塗装の手間がかかるのです。
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5 色・艶のムラがないか確認し良ければ塗装終了です。この後全体を丁寧にワックスがけします。張り上がった座面をセットして完成です。 thumb1-1

修復のポイントとアドバイス

テーブルと並んで修理のご依頼が多いのがこのオークチェアーです。使用頻度が高いので定期的なメンテナンスが必要になるのは仕方のない事ですが使い方によってその傷み方は違ってきます。
偏った力のかけ方や無理な体勢での使用は椅子の寿命を縮めるだけでなく、思いがけない事故や怪我の原因にもなります。毎日、自分の体を預ける家具だからこそ適切にお使い頂きたいと思います。

 

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